福祉用具と共に。社長を突き動かす信念に迫る【(株)ケアサポートフェニックス】
【インタビュアー】特定社会保険労務士 杉山晃浩事務所 麻生 智加子
大学時代からの夢---いずれは経営をしたい!
35歳での独立を支えた福祉用具への想い
大学時代はバブル崩壊時期で、内定取り消しが当たり前の世の中でした。
その頃から、いずれは何か経営をしたいという夢がありましたが、そのような時代背景からも大学を卒業したら、とりあえず何かに就職しようと思っていました。
ご縁があり、自動車会社の営業職として働くことになったのですが、住宅や車など、営業はかなり難しいし厳しい世界であることは分かっていました。
実際、大変は大変でしたけど、自分としては良く売れていた方だと思います。
人との付き合いが好きだったので、人との繋がりの深い”営業”という仕事をしたかったということもあります。
そうして、社会人としての第一歩を営業職としてスタートしたのですが、社会人になると新聞を読んだり、ニュースを見たりしますよね。
その中で、介護保険制度が始まりますよ、という記事を見て勉強したのが介護業界に入ったきっかけです。
勤めていた自動車会社を辞めて、福祉用具の貸与・販売を行う会社に転職しました。
そこでがむしゃらに10年間働き、独立のタイミングをうかがいながら、35歳で独立しました。
若くしての独立・・・今思うと、とても恐ろしいことをしたな、と思っています。
勉強すればするほど、福祉は絶対になくならないし、ないといけない業種であると考えています。
福祉にはデイサービスや介護など色々なサービスがありますが、”福祉用具”は、体が不自由な方、高齢者にとって、一番接している時間が長いものです。
福祉用具は買うと高額ですが、介護保険を利用して在宅で一生懸命生活をされている方は、1割、2割、3割負担でレンタルを利用できます。
そういったありがたさが伝わってくるので、福祉用具のレンタルに一番力を入れています。
電動ベッドなど、人間1日のうち3分の1はベッドの上で過ごすわけですから、レンタルサービスを利用して、ご自宅で楽に生活していただきたいな、と願っています。
独立して今年11年目を迎えましたが、売上が高いからということではなくて、継続できるサービスは、福利用具のレンタルサービスだと確信しています。
その頃から、いずれは何か経営をしたいという夢がありましたが、そのような時代背景からも大学を卒業したら、とりあえず何かに就職しようと思っていました。
ご縁があり、自動車会社の営業職として働くことになったのですが、住宅や車など、営業はかなり難しいし厳しい世界であることは分かっていました。
実際、大変は大変でしたけど、自分としては良く売れていた方だと思います。
人との付き合いが好きだったので、人との繋がりの深い”営業”という仕事をしたかったということもあります。
そうして、社会人としての第一歩を営業職としてスタートしたのですが、社会人になると新聞を読んだり、ニュースを見たりしますよね。
その中で、介護保険制度が始まりますよ、という記事を見て勉強したのが介護業界に入ったきっかけです。
勤めていた自動車会社を辞めて、福祉用具の貸与・販売を行う会社に転職しました。
そこでがむしゃらに10年間働き、独立のタイミングをうかがいながら、35歳で独立しました。
若くしての独立・・・今思うと、とても恐ろしいことをしたな、と思っています。
勉強すればするほど、福祉は絶対になくならないし、ないといけない業種であると考えています。
福祉にはデイサービスや介護など色々なサービスがありますが、”福祉用具”は、体が不自由な方、高齢者にとって、一番接している時間が長いものです。
福祉用具は買うと高額ですが、介護保険を利用して在宅で一生懸命生活をされている方は、1割、2割、3割負担でレンタルを利用できます。
そういったありがたさが伝わってくるので、福祉用具のレンタルに一番力を入れています。
電動ベッドなど、人間1日のうち3分の1はベッドの上で過ごすわけですから、レンタルサービスを利用して、ご自宅で楽に生活していただきたいな、と願っています。
独立して今年11年目を迎えましたが、売上が高いからということではなくて、継続できるサービスは、福利用具のレンタルサービスだと確信しています。
従業員を大事にしたい
スタート時期とは全然違う11年目の経営理念
経営理念は、その時その時で変わってきました。
11年前のスタート時期と今では全然違う理念を掲げています。
今の経営理念は、
【従業員を大事にする】
です。
会社を経営していく中で、「社員は宝」という気持ちが強くなり、従業員を大事にしていこうと考えました。
例えば、男性の育休だったりとか、ノー残業デーだったりとか。
そういうところを軸に、従業員の幸せが仕事に繋がると考えています。
利用者さんたちが少しでも良い従業員に支えられながら生活していくことができるようにしたい、そのためには従業員が幸せに働ける環境を作る、というのが今の理念になっています。
疲れた顔をして、訪問されてもね。
逆の立場でも元気がある人が来てくれた方が良いですしね。
この理念を掲げて取り組んでから従業員やお客様の反応は全然違います。
例えば、有給をとりやすい環境を整えていているのですが、先日4人目のお子さんが生まれて、昨日まで育休をとっていた男性社員がいました。
奥様が「助かる!」と喜んでいたようで、今日から復帰だったのですが、生き生きしてお客様のところに外出していきました。
男性が育児に携わらないと少子化は改善しないと思います。
介護保険という税金をいただきながら仕事をしていますが、子どもが減ると税収も少なくなります。
そういった面でも間接的に繋がっているのかなと思います。
どんどん子供を産んでもらって若い人が社会に出ていける社会を作っていくために、今はまだ基礎つくりですが、そういう環境を作っていきたいと思っています。
・・・それにしても、10年前とは変わりましたね。
昔は24時間働けますか?という時代がありましたしね。
11年前のスタート時期と今では全然違う理念を掲げています。
今の経営理念は、
【従業員を大事にする】
です。
会社を経営していく中で、「社員は宝」という気持ちが強くなり、従業員を大事にしていこうと考えました。
例えば、男性の育休だったりとか、ノー残業デーだったりとか。
そういうところを軸に、従業員の幸せが仕事に繋がると考えています。
利用者さんたちが少しでも良い従業員に支えられながら生活していくことができるようにしたい、そのためには従業員が幸せに働ける環境を作る、というのが今の理念になっています。
疲れた顔をして、訪問されてもね。
逆の立場でも元気がある人が来てくれた方が良いですしね。
この理念を掲げて取り組んでから従業員やお客様の反応は全然違います。
例えば、有給をとりやすい環境を整えていているのですが、先日4人目のお子さんが生まれて、昨日まで育休をとっていた男性社員がいました。
奥様が「助かる!」と喜んでいたようで、今日から復帰だったのですが、生き生きしてお客様のところに外出していきました。
男性が育児に携わらないと少子化は改善しないと思います。
介護保険という税金をいただきながら仕事をしていますが、子どもが減ると税収も少なくなります。
そういった面でも間接的に繋がっているのかなと思います。
どんどん子供を産んでもらって若い人が社会に出ていける社会を作っていくために、今はまだ基礎つくりですが、そういう環境を作っていきたいと思っています。
・・・それにしても、10年前とは変わりましたね。
昔は24時間働けますか?という時代がありましたしね。
福祉用具のレンタル事業に力を入れる一方
介護ロボットや福祉用具を利用する職員にも目を向ける
施設や病院で働き手が少なくなってきています。
これからは、人材を定着させていくことが大事になってくると思います。
利用者さんも介護に直接携わる担当職員がコロコロ変わるのは嫌でしょうしね。
そういった問題点を解決してくれる介護ロボットにも目を向けています。
まだ日本は介護ロボットは発展途上なので、私たちができることとして、これから先、メーカーに現場の声を上げていきたいです。
ロボット助成金もありますが、額が決まっていたり、募集期間が短かったり、調べる時間がなくてそんな暇はない!という声が多かったり、と難しい面もあります。
だから、私たちも勉強して、申請の方法を教えるという作業も行っています。
実は、今年度リフトも助成金の対象になったのですが、若い子はリフトを使いこなせるけど、一番腰痛を抱えている年代の方々が、使い方が分からない、ちゃんとできているか不安ということで、リフトを使いこなせていないケースが多くあるようです。
結局、自分で抱えてやった方が早いわ!といって無理をしてしまい、結局腰を痛めて、退職理由が「腰痛悪化のため」というお話もよく聞きます。
昔は、使い方の講習会もやっていましたが、今はコロナでできない状況もあります。
そんな中でも、リフトを使いこなせないから腰痛が悪化して辞めてしまう、そういった悪循環をなくしていきたいです。
これからは、人材を定着させていくことが大事になってくると思います。
利用者さんも介護に直接携わる担当職員がコロコロ変わるのは嫌でしょうしね。
そういった問題点を解決してくれる介護ロボットにも目を向けています。
まだ日本は介護ロボットは発展途上なので、私たちができることとして、これから先、メーカーに現場の声を上げていきたいです。
ロボット助成金もありますが、額が決まっていたり、募集期間が短かったり、調べる時間がなくてそんな暇はない!という声が多かったり、と難しい面もあります。
だから、私たちも勉強して、申請の方法を教えるという作業も行っています。
実は、今年度リフトも助成金の対象になったのですが、若い子はリフトを使いこなせるけど、一番腰痛を抱えている年代の方々が、使い方が分からない、ちゃんとできているか不安ということで、リフトを使いこなせていないケースが多くあるようです。
結局、自分で抱えてやった方が早いわ!といって無理をしてしまい、結局腰を痛めて、退職理由が「腰痛悪化のため」というお話もよく聞きます。
昔は、使い方の講習会もやっていましたが、今はコロナでできない状況もあります。
そんな中でも、リフトを使いこなせないから腰痛が悪化して辞めてしまう、そういった悪循環をなくしていきたいです。
抱え込まずに上司に相談
適材適所で自分の力を最大限発揮する
働く社員はみんな、とにかく元気が良いです。
明るくて笑顔がいっぱいです!
【営業でバリバリ頑張って、売上もなにもかもこの会社で1番になりたい!】
という人もいれば、
【メンテナンスが好きで手すりを取り付けたい、極めたい!】
という技術部門の人もいます。
社員には、自分がこうなりたいという目標、得意分野を見つけるように伝えています。
自分は営業しかできません、というのであれば、営業で一番になってもらうということです。
ぼやっと仕事をなくす、自分で仕事を見つけてやりなさいと指導していて、適材適所という言葉がありますが、自分には営業は向かないなと思ったら、すぐに上司に相談できるような環境づくりをしています。
実際、営業職から技術業務職に変えたとたん、生き生きしだした社員がいました。
今はその部門を引っ張ってくれています。
自分が社員と一緒に、朝の掃除や行事など色々取り組んでいるので、社員との距離は近い方だと思います。
会社の歴史が10年ありますが、7・8年は現場に出てやってきたので、今の管理職は私がバリバリやっていた時のことを見ています。
そのためか反感を買うこともないし、「社長の売上の一番いいときを超えてやろう!」とたくらんでいる社員もいるようです。
それは一代目で立ち上げた良さなのかな、と思いますね。
会社と一緒に、社長も社員もみんなで成長してきました。
明るくて笑顔がいっぱいです!
【営業でバリバリ頑張って、売上もなにもかもこの会社で1番になりたい!】
という人もいれば、
【メンテナンスが好きで手すりを取り付けたい、極めたい!】
という技術部門の人もいます。
社員には、自分がこうなりたいという目標、得意分野を見つけるように伝えています。
自分は営業しかできません、というのであれば、営業で一番になってもらうということです。
ぼやっと仕事をなくす、自分で仕事を見つけてやりなさいと指導していて、適材適所という言葉がありますが、自分には営業は向かないなと思ったら、すぐに上司に相談できるような環境づくりをしています。
実際、営業職から技術業務職に変えたとたん、生き生きしだした社員がいました。
今はその部門を引っ張ってくれています。
自分が社員と一緒に、朝の掃除や行事など色々取り組んでいるので、社員との距離は近い方だと思います。
会社の歴史が10年ありますが、7・8年は現場に出てやってきたので、今の管理職は私がバリバリやっていた時のことを見ています。
そのためか反感を買うこともないし、「社長の売上の一番いいときを超えてやろう!」とたくらんでいる社員もいるようです。
それは一代目で立ち上げた良さなのかな、と思いますね。
会社と一緒に、社長も社員もみんなで成長してきました。
会社情報
会社名略称. | 株式会社ケアサポートフェニックス |
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会社名 | 株式会社ケアサポートフェニックス |
理念・使命 | えがおのそばに 絆でつなぐ福祉 高齢者や体の不自由な方が 「安心して笑顔で暮らせる」 一人ひとりにあったケアでサポートいたします。 |
会社名 | 宮崎県宮崎市清武町新町1丁目1番11 |
代表者名 | 代表取締役 時任 享位 |
3年後ー5年後の目標 | もう少し長期のビジョンとして、10年後の目標になるのですが、私も10年歳をとるので、やっぱり中間の層を分厚くしていきたいです。 例えば、会社を回していける人間をどんどん増やしていきたいです。 お客様から、「そろそろ課長になるんじゃないと?」なんて言われるような人材がいると良いですね。 自分に何かあっても会社が回っていくような、そういう会社にしていきたいです。 今でいうと、引っ張っていける人材は2・3人いますが、方向性の違いもまだ少しあります。 引っ張ってはいけるけど、方向性に多少のずれが生じているので、5年後にはそのずれを修正していきたいです。 さらにもう1人くらい管理者候補が欲しいですね。 これから従業員も増えると思っていて、そのため事務所もこの広さにしています。 |
こんな人に会いたい | 福祉用具業界の経験者というよりも、未経験者を積極的に採用したいです。 真っ白な状態から、ケアサポートフェニックスの色に染めていきたいなと思っています。 面接の時には、挨拶が元気よくできるだったり、話すときに目を見て話すことができるというコミュニケーション能力だったり、社会人としての最低限できないといけない部分を見ています。 社員はみんな明るくて元気が良くて笑顔だから、そういった会社の色に染まってほしいなと思います。 また、私が体育会系の部活をしてきたので、運動系の部活をされてきた方は大歓迎です! 入社後は、3か月間は研修期間として、先輩について回ってもらいます。 その間で福祉用具専門相談員の資格を取って、2年目からが勝負です。 今は営業職を募集しているのですが、3年間で適性を見極めていきます。 営業よりもこの仕事の方が好きだとなれば、そちらに専念してもらうことが会社にとっても良いことですし。 適材適所を見極めていきます。 |
組織図・組織構成 | 代表取締役1名・取締役1名・従業員15名 |
事業内容 | 福祉用具の貸与・販売、医療機器・リハビリ機器の販売 |
メッセージ | 大切にしている言葉は、一文字でいうと、【心】です。 いろんな心がありますけど、心の持ちようで顔に出たりしますよね。 仕事が楽しいとかも心だと思います。 利用者さんも明るい心をもった人に、訪問してほしいと思いますし。 【心】は大切にしています。 |
応募の流れ | 当社にご興味のある方は、直接ご連絡ください。 株式会社ケアサポートフェニックス TEL:0985-55-0874 |
採用定着士の事務所名 | 特定社会保険労務士 杉山晃浩事務所 |
採用定着士の氏名 | 麻生 智加子 |
取材者情報
今回の社長へのインタビュアーのご紹介です。
「話を聞きたい!」からお問い合わせを頂いた場合は運営会社の株式会社イイネ人材サービスを通して、各インタビュアー者よりご連絡させて頂きます。
事務所名 | 【インタビュアー】特定社会保険労務士 杉山晃浩事務所 麻生 智加子 |
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住所 | 宮崎県宮崎市佐土原町下田島20034番地 |
事務所HP | https://office-sugiyama.jp/ |
企業のセールスポイント | クライアントの明るい未来の実現を、人軸(ひとじく)からコミットしています。 |
大切にしている考え方 | 立ち止まらずに、ポジティブに第一歩を踏み出しましょう。 |
事務所からのメッセージ | 利益が出ているのなら、税金を払うよりも、未来への人材投資(採用・教育)に使いましょう。利益が出ていないのであれば、利益を出してくれるコア人材を採用しましょう。 |
従業員数 | 16名 |
保有資格 | 特定社会保険労務士、行政書士など多数 |