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農家さんが育てて収穫した大切な青果物を運ぶ仕事【有限会社三久】

【インタビュアー】オフィススギヤマ 麻生 智加子

『運んでくれて助かるよ』

農家さんの大切な青果物を責任をもって運ぶ仕事

当社は、宮崎県の農家さんから青果物を集荷し、宮崎卸売市場に配送する運送業です。
例えば、南は日南市、北は都農町や延岡市まで集荷に行くことがあります。
市場まで青果物を手持ちされる農家さんもいらっしゃいますが、毎日往復数時間かけて市場まで持ってくるのは大変な作業です。
そのため私たちのチャーター便で近隣の農家さんをまとめて集荷し、市場まで責任をもって配送しています。

「もう年だから運んでくれて助かるよ」
と農家さんから言われたときは、本当に嬉しく、この仕事をやっていて良かったと思います。

話を聞きたい!

皆が仕事に誇りを持つためにも

数字で判断して利益を出すことを心掛けています。

私は大学卒業後、福岡県で中古本・中古家電販売の会社に入社し、店長として働いていました。
店長になりたての頃は、仕事に対しての厳しさや正論を振りかざすような上司でした。
自分に対してだけ厳しいのであれば良いのですが、自分と同じ気持ちや仕事内容を部下やアルバイトにも求め、とても厳しく指導していたと思います。
「麻生さんが怖いから辞めます」と言われたこともあるくらいです。

そんな経験もあり、次の店舗で店長をしたときには、チームワークや一人一人の個性を大切にする指導を心掛けました。そのころのスタッフとは今でも連絡を取り合っているくらい良い関係が築けています。

故郷である宮崎に戻ってきて、父が宮崎卸売市場で働いていたこともあり、ご縁があって有限会社三久に入社しました。
ドライバーとして働いていたのですが、社長になったきっかけは、前任者が体調不良で他にやる人がいなくて、ということでした。
「名前だけ貸して」と言われて「名前だけなら良いですよ」と社長になりました。
「社長になったらこんなことをしよう!」とか野望や目標もなく、ただ何となく社長になったというのが、その時の状況を説明するには一番しっくりくる言葉です。

始まりは「何となく」だったのですが、私が社長としていつも心掛けていることは、
\会社のことを判断するときは「数字」で判断する/
ということです。

会社を経営する中で、社員を採用する、荷受けを増やす・減らす、勤務時間の管理など、色々な問題が立ちはだかりますが、その時に、以前は数字で考えていないな、と思うことが多かったです。
忙しいから人を雇おう、とそんな感じで採用を行っていました。

でも、本当に人を雇って利益が出るのか?
人を雇うなら、荷受けも増やしてどれくらいの売上を増やさないといけないのか?
そういったことを正確に判断するためにも、しっかりと数字を出して分析して判断しようと思いました。

自分も含め、今頑張っている仕事は利益が出ているのか?
皆が自分の仕事に誇りを持つためにも、数字で判断していくことは続けていきます。

話を聞きたい!

3年後の未来像

それぞれの社員にあった働き方ができる職場を作る

運送業にとって、長時間労働をどうするのか、ということが一番の課題です。

今までは社員が少ないので、一斉出社・退社をして、皆で協力して早く終わらせるようにしていました。

今後は、それぞれの社員の働き方や能力に応じて勤務時間を調整し、それに見合った給料を払い、社員のモチベーションを向上するような仕組みを作っていくのが大切だと思っています。

人材で言うと、一人65歳を過ぎているので、その代わりになる人材を募集採用し、育成していくことが急務です。

売上で言うと、7月~11月の閑散期の新規顧客の開拓が必要になってきます。

それを踏まえると、3年後の未来像のため新規採用をし、それぞれ社員にあった働き方ができる職場を作ることが、目標です。

今はまだ3年後の未来像を描いたところなので、これから具体的に動いていきます!

話を聞きたい!

趣味は卓球とマラソン

スタッフにもプライベートを大切にしてほしい

中学生から続けている卓球や趣味のマラソンをしている時はとてもリフレッシュできています。
日曜日に卓球の試合やマラソン大会がある時は、仕事を夕方までお休みして、出場することも多いです。ハーフマラソンで走った後や試合後に集荷に行くときは、スタッフや農家さんから「タフだね~」と驚かれます。

この仕事は拘束時間が長いです。だからこそ、プライベートで休みたいときには皆で協力することで休みやすい環境や雰囲気を作ることを心掛けています。
(私が日曜日に試合に出やすくなるためにも・・・笑)

また私は1歳になる息子がいます。
スタッフの中にも小さな子供がいる人もいます。
趣味や家族との時間を大切にしてほしい、そのために日頃から皆で協力する環境づくりや雰囲気作りを行っています。

話を聞きたい!

会社情報

会社名略称. 三久
勤務先名 有限会社三久
会社名 有限会社三久
会社名 宮崎県宮崎市大塚町樋ノ口1935番地1
代表者名 代表取締役 麻生 北斗
失敗談・成功談 【仕事をしていて嬉しかったこと】
・集荷が夜遅くになったときに、農家さんがご飯を作ってくれたこと
・「もう私は歳だから、運んでくれて助かるよ」と言ってもらったこと
・運転中に離合する際、譲り合ってお互いに挨拶するとき
 →優しい気持ちになれます
・荷台に綺麗に荷物が積みあがったとき

農家さんとの交流はとても心温まる嬉しい時間です。
作ってくれたご飯がとても美味しくて、感動したのを覚えています。


【大切にしていることや言葉】
・最小の努力で最大の成果を上げる

勤務時間を最適な時間にしています。
これも数字で判断していなければできなかったことです。
例えば皆で協力したら8時間で終わるなら、分刻みで計算して配車して、こまめに連絡をとって協力して時間内に終わらせるようにしています。
仕事をしていると予定していないイレギュラーなことも起きますが、全員が報告・連絡・相談をすぐに行い、皆で協力できるようにしています。
だらだらと長い時間をかけて仕事をするのは誰でもできる、というのが私の考えです。
最小の努力で、最大の成果を上げることを座右の銘とし、日々仕事を行っています。
3年後ー5年後の目標 3年後に社員にあった働き方ができる環境を作ることが目標です。

そのために、
人材:新規採用をし、現在60歳を超える社員の後継者を育てる
売上:閑散期の新規開拓を行う
組織:能力に応じた勤務時間や仕事内容の調整の仕組みを作る
ということに取り組んでいきます。
新規事業・チャレンジしたいこと 閑散期である7月~11月にかけて、新規顧客の開拓を行いたいと考えています。
繁忙期は忙しすぎるくらい忙しいのですが、これまでは閑散期と合わせてプラスマイナス0という感じでした。

閑散期にもこれまで受けていないような新たな顧客の開拓を行い、売上アップを目指しています。
こんな人に会いたい まずは、受け答えが笑顔でできる人と一緒に働きたいです。
あとは、繁忙期は長時間労働もありますし、力仕事もあるので、そういった働き方ができる人を募集しています。

もちろん、運送業なので、事故歴、違反歴も大事にはなってきます。

ただ荷物を運ぶだけではなくて、農家さんとの繋がりのある仕事なので、やっぱり人と接するときの態度(笑顔で受け答えできる)が一番のポイントになってきます。

笑顔溢れる人と一緒に、働きたいです!
事業内容 青果物の配送
応募の流れ 当社にご興味のある方はまずインタビュアーである、
採用定着士を通して、ご相談下さい。
採用定着士の事務所名 オフィススギヤマグループ
採用定着士の氏名 麻生 智加子

話を聞きたい!

取材者情報

今回の社長へのインタビュアーのご紹介です。
「話を聞きたい!」からお問い合わせを頂いた場合は運営会社の株式会社イイネ人材サービスを通して、各インタビュアー者よりご連絡させて頂きます。

事務所名 【インタビュアー】オフィススギヤマ 麻生 智加子
住所 宮崎県宮崎市佐土原町下田島20034番地
事務所HP https://office-sugiyama.jp/
企業のセールスポイント クライアントの明るい未来の実現を、人軸(ひとじく)からコミットしています。
大切にしている考え方 立ち止まらずに、ポジティブに第一歩を踏み出しましょう。
事務所からのメッセージ 利益が出ているのなら、税金を払うよりも、未来への人材投資(採用・教育)に使いましょう。利益が出ていないのであれば、利益を出してくれるコア人材を採用しましょう。
従業員数 16名
保有資格 特定社会保険労務士、行政書士など多数

話を聞きたい!