“0歳から100歳までのコミュニティスペース”家族として、全部の世代が一緒に暮らせる家を作りたい【合同会社ごんはる】
【インタビュアー】オフィススギヤマ 麻生 智加子
「地域の恩返し」としての介護事業への転身
行政の経験を活かし、介護施設のイメージを変える挑戦
私はもともと地方自治体にいて、行政側で8年間介護保険制度の担当として働いていました。
認定の調査を行うため現場に訪れることも多かったのですが、「良い環境」とは言えない現場も見てきました。
地方自治体で働きながら、介護施設の在り方を考えることが多かったです。
実家はもともと介護事業は行っていなくて、お酒や雑貨を販売している小売店でした。
私はその3代目になるのですが、私を含め地域に育てていただいたという想いが強くありました。
両親が立て続けに亡くなったことがきっかけで、行政をやめて家業を継ぎ、5年くらいは小売業を営んでいました。
でもとくにお酒は薄利多売の世の中になってきて、小売業が立ちいかなくなった時に、地域に恩返しできることを考えたとき、自分にできることは介護だったので、介護の業界に入りました。
今も聞くことがあるのですが、当時はより“介護施設に入る=悪”というマイナスなイメージがあったように思います。
私はそのイメージを少しでも払拭したいという想いをもって、介護事業を始めました。
認定の調査を行うため現場に訪れることも多かったのですが、「良い環境」とは言えない現場も見てきました。
地方自治体で働きながら、介護施設の在り方を考えることが多かったです。
実家はもともと介護事業は行っていなくて、お酒や雑貨を販売している小売店でした。
私はその3代目になるのですが、私を含め地域に育てていただいたという想いが強くありました。
両親が立て続けに亡くなったことがきっかけで、行政をやめて家業を継ぎ、5年くらいは小売業を営んでいました。
でもとくにお酒は薄利多売の世の中になってきて、小売業が立ちいかなくなった時に、地域に恩返しできることを考えたとき、自分にできることは介護だったので、介護の業界に入りました。
今も聞くことがあるのですが、当時はより“介護施設に入る=悪”というマイナスなイメージがあったように思います。
私はそのイメージを少しでも払拭したいという想いをもって、介護事業を始めました。
「0歳から100歳まで」全部の世代が一緒に暮らせる家
コミュニティに欠かせない衣食住の完結を目指して
事業を始めるときからずっと考えていたことは、「0歳から100歳まで」のコミュニティをどう実現できるか、ということでした。
なぜこの「0歳から100歳まで」を実現したいかというと、小売業を営んでいた時の経験が深く関係しています。
田舎の小売業が成り立つのは、コミュニティがあるからなんだといつも思っていました。
でもそのコミュニティがどんどんなくなっていくのです。
保育所から高齢者向けの介護施設まであることで、いろんな相乗効果があるのは確かですが、一番は小さいながらコミュニティをきちんと作りたいと思って、色々な事業を展開してきました。
コミュニティを作る上で欠かせないのが衣食住。
「住」は「有料老人ホーム はなたて」や「キッズルーム はなたて」などの介護や保育所の事業
「食」は「小麦の奴隷」といったパン屋の事業
「衣」はこれから新しくチャレンジする事業
“衣食住を完結させる”というのが目標です。
「衣」の構想としては、子供服のリサイクルや施設入所者の服のリサイクル等、ビジネスとして形にできればと色々と考えています。
また「食」の部分の新たな展開としては、最終的には、在宅に向けての配食も考えています。
「はなたて」をコミュニティの核として、地域全体を巻き込んでいく、この地域に配食サービスを導入したいというのは、「食」の事業であるパン屋を始めた当初から思っていました。
なぜこの「0歳から100歳まで」を実現したいかというと、小売業を営んでいた時の経験が深く関係しています。
田舎の小売業が成り立つのは、コミュニティがあるからなんだといつも思っていました。
でもそのコミュニティがどんどんなくなっていくのです。
保育所から高齢者向けの介護施設まであることで、いろんな相乗効果があるのは確かですが、一番は小さいながらコミュニティをきちんと作りたいと思って、色々な事業を展開してきました。
コミュニティを作る上で欠かせないのが衣食住。
「住」は「有料老人ホーム はなたて」や「キッズルーム はなたて」などの介護や保育所の事業
「食」は「小麦の奴隷」といったパン屋の事業
「衣」はこれから新しくチャレンジする事業
“衣食住を完結させる”というのが目標です。
「衣」の構想としては、子供服のリサイクルや施設入所者の服のリサイクル等、ビジネスとして形にできればと色々と考えています。
また「食」の部分の新たな展開としては、最終的には、在宅に向けての配食も考えています。
「はなたて」をコミュニティの核として、地域全体を巻き込んでいく、この地域に配食サービスを導入したいというのは、「食」の事業であるパン屋を始めた当初から思っていました。
「三方よし」の経営方針
入所者、家族、スタッフが共に満足できる場所の実現へ
経営方針は、
――――――――――――――――――――――――――――
「入所者がずっとここで暮らしたい」
「入所者の家族がここに任せたい」
「働くスタッフがずっとここで働きたい」
と思える場所を作る
――――――――――――――――――――――――――――
です。「三方よし」の精神を大切にしています。
当社の「キッズルーム はなたて」は企業主導型保育園になります。
子育て世代のスタッフに長く働きたいと思ってもらうために、まだ一人しか利用はないのですが、介護施設で働きながら、当社のキッズルームにお子さんを預けることもできます。
日南市の地域連携・貢献の一環としてスタートしましたので、地域の方に活用してほしいという想いがあります。
施設の入所者に施設を利用することで感じてほしいことは、
「終の棲家としてここで良かった」と最後に思ってもらうことです。
ある入所者の方の話なのですが、亡くなる1日か2日前に、子供さんを呼んで、
「ここに対する恩を忘れるな」
と言われたことがあります。
施設の雰囲気や方針など、合う合わないはもちろんあると思うのですが、最後の瞬間に、ご家族から「ここで良かった」と言っていただけることも多く、7・8年前に亡くなられて、今もまだ付き合いのあるご家族もいらっしゃるので、私たちの理念や想いがきちんと伝わっているのだな、と嬉しく思う出来事もあります。
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「入所者がずっとここで暮らしたい」
「入所者の家族がここに任せたい」
「働くスタッフがずっとここで働きたい」
と思える場所を作る
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です。「三方よし」の精神を大切にしています。
当社の「キッズルーム はなたて」は企業主導型保育園になります。
子育て世代のスタッフに長く働きたいと思ってもらうために、まだ一人しか利用はないのですが、介護施設で働きながら、当社のキッズルームにお子さんを預けることもできます。
日南市の地域連携・貢献の一環としてスタートしましたので、地域の方に活用してほしいという想いがあります。
施設の入所者に施設を利用することで感じてほしいことは、
「終の棲家としてここで良かった」と最後に思ってもらうことです。
ある入所者の方の話なのですが、亡くなる1日か2日前に、子供さんを呼んで、
「ここに対する恩を忘れるな」
と言われたことがあります。
施設の雰囲気や方針など、合う合わないはもちろんあると思うのですが、最後の瞬間に、ご家族から「ここで良かった」と言っていただけることも多く、7・8年前に亡くなられて、今もまだ付き合いのあるご家族もいらっしゃるので、私たちの理念や想いがきちんと伝わっているのだな、と嬉しく思う出来事もあります。
介護施設での「看取り」の役割
最後の瞬間を家族やスタッフと共に過ごすための取り組み
行政を辞めるきっかけになった両親の死ですが、入院中にちょっと席を外した時に、朝起きたらすでに、と二人とも死に目にはあえなかった。
その経験から、最後の時をできるだけ多くの人で見送りたいという想いが強くあります。
最後を看取る。
死に対してやはり皆ネガティブなイメージしかないので、スタッフの中にもそこから距離を置こうとする人がいるのも確かです。
でも自身の経験から、家族だったり、私たちスタッフだったり、できるだけ多くの人で見送りたいという想いから、施設を始めた当初から「看取りはやる」という信念でやってきています。
死に向き合うことに慣れて当たり前になってはいけないですが、ある程度理解した上で、看取りをしなくてはいけないところもあるので、スタッフの皆にはなかなか難しいところもあるとは思うけど、接客サービスをやっているのではなくて、コミュニティの一員として、ある意味家族として、入所者さんと接していきたいと思っています
その経験から、最後の時をできるだけ多くの人で見送りたいという想いが強くあります。
最後を看取る。
死に対してやはり皆ネガティブなイメージしかないので、スタッフの中にもそこから距離を置こうとする人がいるのも確かです。
でも自身の経験から、家族だったり、私たちスタッフだったり、できるだけ多くの人で見送りたいという想いから、施設を始めた当初から「看取りはやる」という信念でやってきています。
死に向き合うことに慣れて当たり前になってはいけないですが、ある程度理解した上で、看取りをしなくてはいけないところもあるので、スタッフの皆にはなかなか難しいところもあるとは思うけど、接客サービスをやっているのではなくて、コミュニティの一員として、ある意味家族として、入所者さんと接していきたいと思っています
会社情報
会社名略称. | ごんはる |
---|---|
勤務先名 | 合同会社 ごんはる |
会社名 | 合同会社 ごんはる |
会社名 | 宮崎県日南市北郷町郷之原甲3598番地1 |
代表者名 | 代表社員 渡邊 隼人 |
失敗談・成功談 | \苦労したこと/ 介護施設は、通常、入所前に利用希望者の事前調査を行うのですが、当社は一切それをしていません。 私が事前調査をする意味が全く理解できないということもあるのですが、「困っているから来ている」だけなので、全て受けるようにしています。 そういう方針なので、中にはとても大変なこともあります。 例えば認知症の方など、とても大変なケースもあって・・・ でもその大変な経験が職員のスキルアップに繋がり、次に同じような方がいらっしゃったときに、活かされているんです。 仕事をしている以上、失敗は必ずあると思うんです。でも、1回失敗したときはしっかり考えて2回目以降に生かす。ずっとその繰り返しをしてきました。 \嬉しかったこと/ 入所者、その家族に「ここで良かった」と言っていただけたときはやっぱり嬉しかったです。 とくに、入所者さんが亡くなる数日前にご家族を呼び出し、「ここでの恩を忘れるなよ!」と伝えられていた時は、とても嬉しかったし、私たちの理念が通じていると感動した出来事でした。 |
3年後ー5年後の目標 | 3年後、5年後までには、「衣」の部分を形にして、衣食住を揃えたいという目標があります。 ただ、衣食住が揃ったからと言って、コミュニティが完成するという発想は全くありませんでした。 常に、今ここで必要とされていることを中心に考えつつやってきて、これからもその精神でやっていくと思うので、完成形のコミュニティに向かっていくというよりは、「今」をしっかりと見極めて、次々出てきた目標に向かってコミュニティを作り続けるのだと思います。 |
新規事業・チャレンジしたいこと | \新たにチャレンジしたいこと/ 県南地域にプロスポーツを作りたい! 宮崎県にあるプロスポーツって、県北にありますよね? 日南には野球などキャンプには来るけど、皆が応援できるものって今はないので、求人も兼ねて、プロになりたい子が日中は施設で働いて、プロとして試合にも出る、そんな環境があれば、入所者もスタッフもその子を応援できると考えています。 それもまた1つのコミュニティです。 若者たちがやりたいことを発散できてなおかつ仕事ができて、という形を作ることができれば、一番いいと思っています。 種目のイメージは、今私が夢中になっているムエタイなどです。個人競技が良いなと思っています。 去年東京で初めて生でムエタイの試合を見て、面白いな~と夢中になってしまって、休日はムエタイの動画を見たり、福岡に試合を見に行ったりしていることが大きく影響していますね。 今は、女性スタッフが多くて、格闘技をやるような方はいないのですが、働きながらプロを目指すという形を作ることにチャレンジしたいと考えています! |
こんな人に会いたい | “0歳から100歳までのコミュニティ”のコンセプトに理解があり、共感してくださる方はどんな方でも歓迎しています。 向いている性格なども考えてみたのですが、例えば、 「明るい方はデイサービスなどで働いていただきたい」 「粛々と真面目に仕事をされる方は老人ホームの夜勤などで活躍いただきたい」 こんな性格の方と働きたい!というよりも、どんな性格の方がいらっしゃっても活躍できる職場が当社にはあると思っています。 また管理職になりたい!など、上昇志向のある方はいつでもウェルカムです! 一人一人の個性や能力に合わせて活躍できる場所をご用意しております。 当社のコンセプトに共感していただき、なおかつ一緒にそのコミュニティを形作りたいと思っていただける方は、是非一緒に働きましょう! |
事業内容 | 介護事業、保育園事業、パン屋の運営 |
メッセージ | \大切にしている言葉/ 『一期一会』 日々の仕事でもそうですし、趣味のムエタイ鑑賞についてもそうですが、1つの出会いで全然知らなかった世界が開けていっているので、一期一会という言葉を常に大切にしています。 |
応募の流れ | 当社にご興味のある方は、直接ご連絡ください。 合同会社ごんはる TEL:0987-21-7701 |
採用定着士の事務所名 | オフィススギヤマグループ |
採用定着士の氏名 | 麻生 智加子 |
取材者情報
今回の社長へのインタビュアーのご紹介です。
「話を聞きたい!」からお問い合わせを頂いた場合は運営会社の株式会社イイネ人材サービスを通して、各インタビュアー者よりご連絡させて頂きます。
事務所名 | 【インタビュアー】オフィススギヤマ 麻生 智加子 |
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住所 | 宮崎県宮崎市佐土原町下田島20034番地 |
事務所HP | https://office-sugiyama.jp/ |
企業のセールスポイント | クライアントの明るい未来の実現を、人軸(ひとじく)からコミットしています。 |
大切にしている考え方 | 立ち止まらずに、ポジティブに第一歩を踏み出しましょう。 |
事務所からのメッセージ | 利益が出ているのなら、税金を払うよりも、未来への人材投資(採用・教育)に使いましょう。利益が出ていないのであれば、利益を出してくれるコア人材を採用しましょう。 |
従業員数 | 16名 |
保有資格 | 特定社会保険労務士、行政書士など多数 |