“今を応援してこれからを支える” 【株式会社カイコーポレーション 代表取締役 甲斐 宏和氏】
【インタビュアー】オフィススギヤマ 麻生 智加子
介護業界の「現場」で働いてきたからこその決意
現場の声を「ボトムアップ」する会社を作る
私は大学卒業後、療養型病棟、グループホーム、有料老人ホームなど介護業界で働いてきました。宮崎市の会社に勤めていた時には4施設ほど立ち上げを任された経験もあります。
介護業界で働くうちに自分の想いと会社の想いの間に差があることを感じ、「自分たちでやりたい」という気持ちが強くなりました。それに追随する仲間もいたということもあり起業しました。
その差というのは、トップダウン・ボトムアップに関することです。
現場の声を吸い上げるボトムアップを推奨してくれる会社に勤めたときに、色々な会社で働いた経験があるからこそ、大きな衝撃を受けました。
「現場の声をボトムアップする会社を作りたい」
これが、私が事業を始めたきっかけです。
今では、清武の
■住宅型有料老人ホーム 童(わらわ)
■デイサービス わらわ
■ヘルパーステーション わらわ
2023年にスタートした月見ヶ丘の
■住宅型有料老人ホーム わらわ2号館
を運営しています。
介護業界で働くうちに自分の想いと会社の想いの間に差があることを感じ、「自分たちでやりたい」という気持ちが強くなりました。それに追随する仲間もいたということもあり起業しました。
その差というのは、トップダウン・ボトムアップに関することです。
現場の声を吸い上げるボトムアップを推奨してくれる会社に勤めたときに、色々な会社で働いた経験があるからこそ、大きな衝撃を受けました。
「現場の声をボトムアップする会社を作りたい」
これが、私が事業を始めたきっかけです。
今では、清武の
■住宅型有料老人ホーム 童(わらわ)
■デイサービス わらわ
■ヘルパーステーション わらわ
2023年にスタートした月見ヶ丘の
■住宅型有料老人ホーム わらわ2号館
を運営しています。
職員に対しての特別な想い
自分たちで行動することで失敗も含めて色々な経験を積んで欲しい
起業して最初の3年間は、自分は先頭をきって走らないといけないと思っていました。
しかしその想いが強くなってしまうと、自分が理想とする“ボトムアップする会社”からは離れてしまいます。現場の声を吸い上げる環境づくりには特に力を入れてきました。
ボトムアップのために取り組んできたこととしては、「社長は口を出さない」ということです。
“お金は出すけど口は出さない” このことに一番気を付けています。
職員の成長のためには、職員間のコミュニケーションをとりながら自分たちで行動して、失敗も含めて経験を積むことが大事だと思っています。
口は出さないと言っても、月1で各施設で管理者会議を行い、「こういう風にして欲しいんだ」という私の意見は伝えています。
会議では経営に関することを話したり、報告・連絡・相談ができる場を作っています。
今後の方向性を導きながら、自分たちで色々なバリエーションを加えてやっていってくれています。
職員の教育・育成にも力を入れていて、管理者も育ってくれたので、自分が施設に常にいないといけないということもなくなりました。
しかしその想いが強くなってしまうと、自分が理想とする“ボトムアップする会社”からは離れてしまいます。現場の声を吸い上げる環境づくりには特に力を入れてきました。
ボトムアップのために取り組んできたこととしては、「社長は口を出さない」ということです。
“お金は出すけど口は出さない” このことに一番気を付けています。
職員の成長のためには、職員間のコミュニケーションをとりながら自分たちで行動して、失敗も含めて経験を積むことが大事だと思っています。
口は出さないと言っても、月1で各施設で管理者会議を行い、「こういう風にして欲しいんだ」という私の意見は伝えています。
会議では経営に関することを話したり、報告・連絡・相談ができる場を作っています。
今後の方向性を導きながら、自分たちで色々なバリエーションを加えてやっていってくれています。
職員の教育・育成にも力を入れていて、管理者も育ってくれたので、自分が施設に常にいないといけないということもなくなりました。
事業拡大のキーポイントは「人との出会い」
城(施設)を任されるというやりがいを支えたい
ここまで事業を成長させることができたのは、やはり一番は「人との出会い」です。
起業してから無我夢中でやってきたのですが、その中で施設を売りたいという方とのご縁や、職員とのたくさんのご縁がありました。
特に職員が育ってくれていなかったら、2つ目の施設を始めることは出来ていなかったので、「人との出会い」が事業拡大のキーポイントだったと思います。
職員のやりがいの一つは、自分が城を任されることだと思っています。
今後も自分が先頭に立ってやりたい、という職員さんが出てくると思います。その時は施設も1つ増やして事業拡大していきます。
職員が育てば、施設を増やして事業拡大していくイメージです。
施設のコンセプトは、地域との交流。
清武は田舎ということもあり、地域にとても密着している施設です。
地域との交流の一環として、町内で少年野球の監督をさせていただいています。
(私自身小・中・高・大学まで野球ばかりしていました。ポジションはキャッチャーです)
子供たちに会社の理念や福祉業界のことも、ストレートな言葉ではないですが伝えています。
子供たちが介護や福祉の業界に興味を持ってくれたらいいな、という想いもあります。
また、ご家族からご相談をいただくこともあるので、地域の方が困った時に相談できる、入居できる環境を作るように心がけています。
月見ヶ丘はまだスタートして1年ちょっとということもあるのですが、団地で世代が変わってきていて、地域との交流・密着度というのが清武に比べて薄いと感じています。
ただ、街から近いということもあるので、お困りの方には即対応できるようにしています。
起業してから無我夢中でやってきたのですが、その中で施設を売りたいという方とのご縁や、職員とのたくさんのご縁がありました。
特に職員が育ってくれていなかったら、2つ目の施設を始めることは出来ていなかったので、「人との出会い」が事業拡大のキーポイントだったと思います。
職員のやりがいの一つは、自分が城を任されることだと思っています。
今後も自分が先頭に立ってやりたい、という職員さんが出てくると思います。その時は施設も1つ増やして事業拡大していきます。
職員が育てば、施設を増やして事業拡大していくイメージです。
施設のコンセプトは、地域との交流。
清武は田舎ということもあり、地域にとても密着している施設です。
地域との交流の一環として、町内で少年野球の監督をさせていただいています。
(私自身小・中・高・大学まで野球ばかりしていました。ポジションはキャッチャーです)
子供たちに会社の理念や福祉業界のことも、ストレートな言葉ではないですが伝えています。
子供たちが介護や福祉の業界に興味を持ってくれたらいいな、という想いもあります。
また、ご家族からご相談をいただくこともあるので、地域の方が困った時に相談できる、入居できる環境を作るように心がけています。
月見ヶ丘はまだスタートして1年ちょっとということもあるのですが、団地で世代が変わってきていて、地域との交流・密着度というのが清武に比べて薄いと感じています。
ただ、街から近いということもあるので、お困りの方には即対応できるようにしています。
「笑顔と挨拶」に心を添えて
利用者さんの「今を応援してこれからを支える」
利用者さんは、このまま最後を迎えられる方もいらっしゃいます。
残りの人生、その時その時を楽しんでいただけるように奇想天外なこともしています。
例えば、カップラーメンやお弁当を提供したり。
「ここは生活の場だよね。なかなか外に出ることができない分、外の空気を中に持ってこよう!」
と職員と一緒に考えて実施した取り組みの一つです。
利用者さんには、「ここで良かった」と思っていただきたい。
本人様は、表情や生活の様子など見ていれば、言葉はなくても感じ取れる部分はありますが、ご家族が本当にここで良かったと思っていただけるように、また利用したいと思ってリピートしていただけるよう心を添えて対応してきました。
そのためにスタッフ皆で心掛けているのは、「笑顔と挨拶」です。
ここを出られるとき、ご本人は亡くなられているのかもしれないけど、日中に亡くなられたときは、デイサービスの施設の前で一旦止まって皆でお別れをしています。
看取りについて、悲観的になってほしくないという想いがあります。
裏からとか違う出口から最後お見送りをされる施設もあるかと思うんですけど、私たちは”入ってきた入口から最後も出て行っていただく”ようにしていて、ご家族も一緒に職員とお見送りをさせていただいています。
「笑顔と挨拶」を徹底し、心を添えて対応しています。
残りの人生、その時その時を楽しんでいただけるように奇想天外なこともしています。
例えば、カップラーメンやお弁当を提供したり。
「ここは生活の場だよね。なかなか外に出ることができない分、外の空気を中に持ってこよう!」
と職員と一緒に考えて実施した取り組みの一つです。
利用者さんには、「ここで良かった」と思っていただきたい。
本人様は、表情や生活の様子など見ていれば、言葉はなくても感じ取れる部分はありますが、ご家族が本当にここで良かったと思っていただけるように、また利用したいと思ってリピートしていただけるよう心を添えて対応してきました。
そのためにスタッフ皆で心掛けているのは、「笑顔と挨拶」です。
ここを出られるとき、ご本人は亡くなられているのかもしれないけど、日中に亡くなられたときは、デイサービスの施設の前で一旦止まって皆でお別れをしています。
看取りについて、悲観的になってほしくないという想いがあります。
裏からとか違う出口から最後お見送りをされる施設もあるかと思うんですけど、私たちは”入ってきた入口から最後も出て行っていただく”ようにしていて、ご家族も一緒に職員とお見送りをさせていただいています。
「笑顔と挨拶」を徹底し、心を添えて対応しています。
会社情報
会社名略称. | カイコーポレーション |
---|---|
勤務先名 | 株式会社 カイコーポレーション |
会社名 | 株式会社 カイコーポレーション |
理念・使命 | 「今を応援してこれからを支える」 |
会社名 | 宮崎県宮崎市清武町新町二丁目10番地3 |
代表者名 | 代表取締役 甲斐 宏和 様 |
失敗談・成功談 | \仕事をしていて嬉しかったこと/ 最後にご家族から「本当にここで良かった。ありがとうございます。」と言っていただける時が一番嬉しいです。 人生の最後という大事な期間を共有させていただいて、本当はご家族がずっと一緒にいたいと思うんですけど、その代わりに私たちが共生させていただいているので、そういった感謝のお言葉を頂けたときが、心から良かった!と思う瞬間です。 \仕事をしていて苦労したこと/ 職員が退職してしまって、少なくなった時は苦労しました。 どちらかというとネガティブ思考だったのですが、会社を起業してからは結構ポジティブ思考になりました。 職員が少なくなったら、私がその穴を埋めていけば良いと思っています。 人が少なくなって困るのは、施設管理者だと思うんです。仕事をする上で余裕をもてるようにしてあげないといけないと思っていて、私が穴を埋めていけば、管理者も通常の仕事ができてストレスも抱えずにやっていけると思っています。 \落ち込んだ時の解消法/ 落ち込むことがないです(笑) もう前に進んでいくしかないので、立ち止まったところで何も変わらないので、もうとにかく動くようにしています。 |
3年後ー5年後の目標 | 『職員が成長して城を持つ(施設長になる)』 そんな風に事業を拡大していきたいと思っています。 その中から、独立してやりたいな!という職員も出てくれば嬉しいと思っています。 職員の成長のために一番大切にしていることは、『家庭を大事にしてもらう』ということです。 私も以前管理者として会社勤めしていた時に経験したことですが、ある職員が、子供が体調が悪かったり、学校に行かないといけない事情があったりした時に、迷惑かけてしまうな、皆に合わせる顔がないな、と悩まれて離職されたことがありました。 私も4人の子育てをした経験から、家庭がちゃんとしていないと、良いお仕事・パフォーマンスはできないと思っています。 お子さんの体調が悪いなら、積極的に休んでほしいと思っています。 今回、当社にとっても初めての男性育休をとった職員がいます。 2週間だったのですが、奥様に「助かった」と言っていただきました。 今後も男性職員にも育休の取得を推奨したり、お子さんを大切にできるような環境は会社として作っていかないといけないと思っています。 そうやって家庭やプライベートを大事にして、最高のパフォーマンスができる職員が育ち、事業を拡大していきたいです。 |
新規事業・チャレンジしたいこと | 障がい児の方と交流する機会があり、この子達が大人になった時にどういう風に社会に出ていくのだろう、受け皿っていっぱいあるとは思いますが、その受け皿を私たちが担うことはできないかな、ということはずっと考えています。 子どもの学力レベルの低下や学習障害などあると思うのですが、社会に出るとなったときに、一般企業ではやっぱり厳しい扱いを受けることもあるだろうなと思ったりします。 そういうことを理解できる環境、そういう方でも仕事ができる環境を私たちで作っていきたいと思っています。 実現できるかどうかは分からないのですが、そのような新しいチャレンジをしたいと考えています。 |
こんな人に会いたい | まずは人が好きな方です。 そして、家庭や子育てを大切にされる方と一緒に働きたいです。 家庭を大切にされる方は、お仕事も大切にしてくださると私は思っています。 例えば、あと2年間は子育てしないといけないということなら、2年間は会社が勤務時間や働く環境など調整します。 そうしたら、子育てが落ち着いてからもずっと長く働いてくださるかなと思っています。 私たちの施設に向いている方は、「給料を稼ぎたい方」「子育て中の方」です。 お子さんがいる方は、野球人口を増やしたいという想いがあるので、野球をおススメするかもしれませんが…笑 \「給料を稼ぎたい方」に向いている/ 頑張っている方には頑張っている分だけ昇給や賞与などしっかりと評価しています。 昇給に関しても、管理職の一人は22歳の方です。 19歳の時に入社されて、コロナ時期だったので成人式がなくて、この施設で皆で成人式をしました。 頑張っている人は年齢など関係なくしっかり評価して昇給している実績もありますので、向上心のある方に向いている職場です。 \「子育て中の方」に向いている/ 一番はシフト調整です。 一人一人ご希望に合わせて働く日数・時間は調整していますので、求人で出している条件よりも短くなったりもあります。 また働き始めた後も、家庭の事情があれば柔軟に変更できるようにしています。 例えばこれまで9時~17時の勤務だったけど、12時~17時までの勤務に変更するなど。 働くママさんが多いので、急な休みの際も”お互い様”の気持ちが皆にある職場だと思います。 休み後に出社した日の朝は、「お子さん大丈夫だった?」と心配する声が飛び交っています。 私自身も子供は体調が悪い時はお母さんがそばについていないと可哀そうだという想いがあり、気にせず休むように皆にもそう伝えています。 |
事業内容 | ■住宅型有料老人ホーム 童(わらわ) ■住宅型有料老人ホーム わらわ2号館 ■デイサービス わらわ ■ヘルパーステーション わらわ |
メッセージ | \求職者の方へのメッセージ/ 子育て中で悩んでいる方は、まず相談してほしいです! 一人一人の家庭の事情や希望に合わせて調整していきます。 また管理者を目指したい!城を任されたい!という方も募集しています。 介護業界を一緒に盛り上げていきましょう。 |
応募の流れ | 当社にご興味のある方は、直接ご連絡ください。 株式会社カイコーポレーション TEL:0985-89-2291 |
採用定着士の事務所名 | オフィススギヤマグループ |
採用定着士の氏名 | 麻生 智加子 |
取材者情報
今回の社長へのインタビュアーのご紹介です。
「話を聞きたい!」からお問い合わせを頂いた場合は運営会社の株式会社イイネ人材サービスを通して、各インタビュアー者よりご連絡させて頂きます。
事務所名 | 【インタビュアー】オフィススギヤマ 麻生 智加子 |
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住所 | 宮崎県宮崎市佐土原町下田島20034番地 |
事務所HP | https://office-sugiyama.jp/ |
企業のセールスポイント | クライアントの明るい未来の実現を、人軸(ひとじく)からコミットしています。 |
大切にしている考え方 | 立ち止まらずに、ポジティブに第一歩を踏み出しましょう。 |
事務所からのメッセージ | 利益が出ているのなら、税金を払うよりも、未来への人材投資(採用・教育)に使いましょう。利益が出ていないのであれば、利益を出してくれるコア人材を採用しましょう。 |
従業員数 | 16名 |
保有資格 | 特定社会保険労務士、行政書士など多数 |